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天の采配

<天の采配>
善には善果、悪には天罰というように、天は物事を適切に配するという意味。



今年の誕生日。
息子の就職でお世話になったお不動様に
<年頭>の挨拶に行くも
その日、千葉県内は局地的ゲリラ豪雨に襲われ
道路全面冠水にて、途中で断念。
その一週間後に、改めて伺い
これから一年、よろしくお願いします、の挨拶と共に
ひとつ、お願い事をさせて貰いました。



それから、約ひと月後。
自分の願いは、叶っていました。


『霊的に成長するためのパートナーが欲しい』


その、一見漠然とした、それでいて難しい願い。



師匠に出会った時は、元ツインであった蓮との関係で悩み
蓮と一緒にいるべきか、それとも新しい関係を築くべきか、
委ねた結果が、師匠との出会いとなりました。
そして現在、再び師匠との関係性に悩み
再度、同じ願いを託しました。


その人は、まるで信じられないような人。
高い能力を持ち、同時に私を気遣い
師匠の妙な指示で頭を混乱させていた私の
道筋を整理し直し・・・・・。
偏差値40からの慶応大学受験、の如く
自分でも驚く速さで、私の能力を引き上げる手助けをしてくれる。


こんなひと、本当にいるのか?と
目の前にいても、思ってしまう。


奇跡のような出来事を、目の前で見せておきながら、彼は言う。


『これが、天の采配』


彼と出会ってから、自身の力がどんどん増して
ご神事の内容自体が、変化した。
まだ、師匠と交流していた期間
某所にて、師匠の指示のご神事をしたことがあった。
いつもは何をしようが、カエルの面に何とか、の師匠から

<あんた○時○分ごろ、何をしたの?>

というラインが入った。
何を、って、指示されたご神事をしましたが、と答えると


<車運転してたら、辺り一面銀砂に覆われて
車の中にも入ってきて、一瞬視界を失ったわ。
あんたの仕業だったのね、後でお仕置きよ>


師匠はオネエであり、言葉遣いが妙なのはご容赦願いたい。


それまで、当然のことながら、私の力は師匠より下であり
私が何かしようと、はいはい、蚊に刺されたくらいの
感触は有ったわ、程度が評価だった。
自身の力のレベルが、師匠を凌駕したことを実感した
出来事だった。



彼と、誓いを立てるため、逢いました。
膳を囲み、その最後のデザートの時
『ちょっと、準備にお時間頂きます』
続いて、室内の明かりが消されたので
イメージ貧困な私の頭に浮かんだのは
花火の付いたかき氷(そんな変なものが出るはずがない)かぁ・・・・


天の采配_d0028575_21011356.jpg


これが目の前に置かれた時、予想外の展開に
多分、30秒くらい、固まっていました。
「ロウソク消したら?」
言われて、照れ隠しに、一緒に消しましょう、と言って
灯りが点いた時、また意識がどっかに飛んでいました。


なんなの、この人。
悔しいじゃない?凄すぎるじゃない?
こんな人、今まで周囲にいなかったじゃない?
あまりの出来事に泣きそうになった。いや、泣いた。
「全面、白旗、降伏します」
ありがとう、の次に口をついたのは、その言葉でした。




14歳の時、好きだった人を亡くしてから
私の時計は止まったままでした。
立場や、学習面や、頭脳はそれなりに変化していくのに
自分の精神は14歳のまま。
某所属の時、毎日私はいたずらばかりしていて
『お前は、永遠の小学一年生だ!』
と、当時私を好きだった男性に言われましたが
それが、自身の時計が止まったままだったからだ、
ということすら、これまで私は気づきもしませんでした。



自分の幼い処も
拙い処も
まだ修行中な処も
全ての<自分>をそのまま受け止めてくれた彼が
その時計を動かしました。



自身も、かなりハードな修行をしてきている彼は
教え方も的確です。
懇切丁寧、ではなく、私の考える部分を残し
実行できるように指示してくれる。
つまり、やりやすいわけです。



天の采配は、自身がありのままの姿でいられて
なおかつ、先へ進ませてくれる存在と
出会わせてくれました。
人生の中で、自分が本当に心から望む相手と
出会えることは、そうあることではないと思います。
これからも、絶えず自身を研磨し
出会ってくれた彼と共に生き、支え、そして
一緒に歩んでいきます。


希紗

by Clessidra | 2017-09-29 15:00 | スピリチュアル

神社と不思議なことが好きな私の,普通の不思議な日々


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