天の采配
2017年 09月 29日
<天の采配>
善には善果、悪には天罰というように、天は物事を適切に配するという意味。
今年の誕生日。
息子の就職でお世話になったお不動様に
<年頭>の挨拶に行くも
その日、千葉県内は局地的ゲリラ豪雨に襲われ
道路全面冠水にて、途中で断念。
その一週間後に、改めて伺い
これから一年、よろしくお願いします、の挨拶と共に
ひとつ、お願い事をさせて貰いました。
それから、約ひと月後。
自分の願いは、叶っていました。
『霊的に成長するためのパートナーが欲しい』
その、一見漠然とした、それでいて難しい願い。
師匠に出会った時は、元ツインであった蓮との関係で悩み
蓮と一緒にいるべきか、それとも新しい関係を築くべきか、
委ねた結果が、師匠との出会いとなりました。
そして現在、再び師匠との関係性に悩み
再度、同じ願いを託しました。
その人は、まるで信じられないような人。
高い能力を持ち、同時に私を気遣い
師匠の妙な指示で頭を混乱させていた私の
道筋を整理し直し・・・・・。
偏差値40からの慶応大学受験、の如く
自分でも驚く速さで、私の能力を引き上げる手助けをしてくれる。
こんなひと、本当にいるのか?と
目の前にいても、思ってしまう。
奇跡のような出来事を、目の前で見せておきながら、彼は言う。
『これが、天の采配』
彼と出会ってから、自身の力がどんどん増して
ご神事の内容自体が、変化した。
まだ、師匠と交流していた期間
某所にて、師匠の指示のご神事をしたことがあった。
いつもは何をしようが、カエルの面に何とか、の師匠から
<あんた○時○分ごろ、何をしたの?>
というラインが入った。
何を、って、指示されたご神事をしましたが、と答えると
<車運転してたら、辺り一面銀砂に覆われて
車の中にも入ってきて、一瞬視界を失ったわ。
あんたの仕業だったのね、後でお仕置きよ>
師匠はオネエであり、言葉遣いが妙なのはご容赦願いたい。
それまで、当然のことながら、私の力は師匠より下であり
私が何かしようと、はいはい、蚊に刺されたくらいの
感触は有ったわ、程度が評価だった。
自身の力のレベルが、師匠を凌駕したことを実感した
出来事だった。
彼と、誓いを立てるため、逢いました。
膳を囲み、その最後のデザートの時
『ちょっと、準備にお時間頂きます』
続いて、室内の明かりが消されたので
イメージ貧困な私の頭に浮かんだのは
花火の付いたかき氷(そんな変なものが出るはずがない)かぁ・・・・
これが目の前に置かれた時、予想外の展開に
多分、30秒くらい、固まっていました。
「ロウソク消したら?」
言われて、照れ隠しに、一緒に消しましょう、と言って
灯りが点いた時、また意識がどっかに飛んでいました。
なんなの、この人。
悔しいじゃない?凄すぎるじゃない?
こんな人、今まで周囲にいなかったじゃない?
あまりの出来事に泣きそうになった。いや、泣いた。
「全面、白旗、降伏します」
ありがとう、の次に口をついたのは、その言葉でした。
14歳の時、好きだった人を亡くしてから
私の時計は止まったままでした。
立場や、学習面や、頭脳はそれなりに変化していくのに
自分の精神は14歳のまま。
某所属の時、毎日私はいたずらばかりしていて
『お前は、永遠の小学一年生だ!』
と、当時私を好きだった男性に言われましたが
それが、自身の時計が止まったままだったからだ、
ということすら、これまで私は気づきもしませんでした。
自分の幼い処も
拙い処も
まだ修行中な処も
全ての<自分>をそのまま受け止めてくれた彼が
その時計を動かしました。
自身も、かなりハードな修行をしてきている彼は
教え方も的確です。
懇切丁寧、ではなく、私の考える部分を残し
実行できるように指示してくれる。
つまり、やりやすいわけです。
天の采配は、自身がありのままの姿でいられて
なおかつ、先へ進ませてくれる存在と
出会わせてくれました。
人生の中で、自分が本当に心から望む相手と
出会えることは、そうあることではないと思います。
これからも、絶えず自身を研磨し
出会ってくれた彼と共に生き、支え、そして
一緒に歩んでいきます。
希紗
by Clessidra
| 2017-09-29 15:00
| スピリチュアル